境界立会い

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過去に取引したアパート隣地の方より、私のクライアント宛に境界確認の立会い依頼連絡が。今回も測量会社から連絡が入ったわけですが、クライアントの都合がつかず私が代理で立会いに行くことに。

要は、隣の土地を売却するにあたって買主の意向で(通常求められます)境界を確定する必要があり、そのために隣接する土地の方から「ここで間違いないよと確認したよ」という旨の判子が必要というもの。

それに私が代理で行ったわけです。

仕事柄、色々な場面で測量士や土地家屋調査士の方々と接する機会がありますが、彼らの仕事の一つに相手から「判子」を押してもらうこと、というものがあります。

本日の測量士さん、あまりの平身低頭っぷりに、こちらが恐縮。なるほど、そうゆうスタイルかと、判子を一つ貰うにも色々な苦労が垣間見えます。

当然ながら、「何で売却するの?」「いくらで売るの」「ここの境界では認めない」と始まることも多々あるわけで。以前、逆の立場で私が売却を扱う土地の境界立会いに向かった測量士に同行した際など、「この土地の売却契約が終わっていることは内緒にしておいて下さい」と事前に根回しが。

聞けば、隣接する土地の、今から判子を貰おうとしている方が、「一部売ってくれないかな」と、土地を欲しがっているとのこと。そんななか、「いやぁ、もう売れちゃいましたよ~」なんて言った際には、「じゃあ判子つかない!」にならないとも限りません。

さすがに境界立会いの場数が多いだけに、その際の人間感情機微に通じています。

 こうゆう場合は、口は災いのもと。

余計な手間を増やさないためには、粛々と進めるのが一番かと。

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さて本日、サクッと押してあげて完了。

相手の立場も分かりますので、変に難癖つけても仕方のない話。もちろん、暗に金銭を要求するような輩もいるでしょうが。

判子代でしょうか?

冷たいお茶を頂きました。ありがたく。

余計な意地悪は、結局、自分に帰ってくるわけで。