不動産投資とは、「投資」と名はつくものの、その実は「貸家業」であり事業であります。そのため、一晩にして大きく儲けたり、元手も無しに一気に億万長者になれたりといった夢のようなモノではありません。
地味なモノであります。
ただ、そのかわり、時間をかけてコツコツと進めていくことで、最も手堅い資産を築け、そして安定的な収入の形成に寄与してくれるのは間違いありません。
そして事業ですので、株式投資のように誰かが損するから得するようなゼロサムでもなく、借り手の満足度を上げることが貸し手の利益にも繋がるわけです。
世界中で行われていることですが、気付いていた人達はコツコツと不動産の取得を進め、それらを活用することで生まれる家賃収入という収益を生活資金へ、または事業資金の補足として活用してきた事実があります。あわせて不動産には、それを担保として更に資金調達できるというメリットもあり、資産拡大が加速されるのです。
本ページを見て頂いている方々は、少なくとも不動産投資に興味を持ち「アパートやマンションを買って家賃収入を得たい」、「給与収入以外の収入源を確保しておきたい」、「老後の収入を確保しておきたい」、「自己資金を効率的に運用させたい」、「相続対策として家族に資産を残したい」など、皆様それぞれの経緯があったことと思います。
「目的」は人それぞれですが、いずれにせよ「不動産」というものは、「家賃」という定期的な収入をオーナーにもたらしてくれるというメリットがあるということに気付いたからではないでしょうか。現金預金1000万を年間100万円使い続ければ10年で枯渇してしまいますが、1000万をCCR(自己資金利回り)10%の仕組み(不動産)で運用できれば、年間100万円の収入が入ってきます。しかも、元金(不動産)は取り崩す必要がないのです。
では、具体的に不動産投資を進めていくには、何から始めたら良いのでしょうか?
まずは書店へ足を運び、「不動産投資」と名のつく書籍を買ってみる。もしくは、インターネットで情報を集めてみる。または、最近増加傾向にある不動産投資専門業者の開催しているセミナーに参加してみる、といったところでしょうか。
ただ、インターネットを始めとしてこれだけ情報収集が容易になると、「何が正しい情報なのか」「本当に有益な情報は何なのか」ということを「選択」するということが、非常に難しい時代なのだと思います。
ある人が「良い」といったことに、ある人は「駄目」だと言う。書籍やインターネットもしくは大家さん同士の勉強会などの色々な媒体から得られる、それらの複雑なアドバイスのような、時には無責任な情報が絡み合い、結局「何をどうして良いのか」分からなくなる。そして最後に、私たち宛にご相談に見える方が少なくありません。それならまだ良いのですが、既にスタートを切った方が失敗された後にハタと気付いて駆け込んでこられることも数多くあります。
成功するためには、「普遍的な」、これを学べば失敗しないという理論を知ることが大切です。
他者の成功体験が、いまこの瞬間の市況や資金調達状況において、皆様自身にあてはまるかどうかは別です。しかも、「何年後にいくら位のキャッシュフローが欲しい」といった目標とするゴール、あわせて「投下できる資金」や「資金調達力」というものは、各人の個人属性(勤務先・年収等)や資産背景によって大きく異なります。だからこそ、他者が「できる」ことと、自分が「できる」ことは違うということ、あわせて自分が「やるべき」ことも違うのだということを理解しなければなりません。
まずは自分が「できる」ことと「やるべき」ことが何なのかを把握することが大切なのです。そしてそれは、不動産投資の現場かつ最前線にいる私たち不動産のプロでなければ、理論と実務経験に基づいて不動産での「仕組み」を創りこむこと、そして維持させることは難しいと考えます。
「もっと早く相談に来れば良かった」
実際にご相談頂いた方達の中には、ご相談も終盤に差し掛かると最後にそう言って頂くことが多々あります。やはり皆さん、どこに相談して良いか分からず周りにも相談できずに悩まれている方は多いようですね。
ただ、不動産コンサルタントという立場ではあるものの、「結局、しょせん不動産屋でしょ」と、どうも玉石混交の不動産業界のイメージが先行してしまい、「自社への利益優先で話を進めるだけなのでは」と思われる節もあるようです。そして、その思いが第一歩の相談に対して敷居をあげてしまっているという現実も。
でもそれは仕方のないことだと思いますし、相談者の立場になると必要な感覚だと思います。
確かに、売買仲介を専門とする不動産会社であれば「買いましょう、売りましょう」となり、賃貸管理を専門とする不動産会社であれば「保有し続けて管理は継続で」となるかもしれません。または、建築が専門の会社であれば「保有の土地は売却せずにアパートを建築しましょう」となるかもしれません。しかし私たちは、不動産コンサルタント会社として中立性を持ち、どの選択肢でも提案することが可能な立場にいるのが事実です。そしてその選択肢は、顧客にとって最も利益になるのはどれかということが「基準」になるのです。
更に、皆様の漠然としたイメージを戦略にするための「コンサルティング」を、具体的な数字に落とし込んで提案できるのが、不動産投資の本場であるアメリカにおける投資理論を体系的に学んでいる私達CPM/CCIMライセンスを保有する者の強みとなります。そしてその戦略を、具体的に細かい「戦術」として進めていけるのも、日本の不動産業界における現場で数多くの取引を重ね、そしてその現場で培った経験値を持つ私たち実務家の強みではないでしょうか。
だからこそ、いきなりの「物件のご提案」などは行いません。
「物件の紹介だけしてくれれば良い」と言われても、それでは対等なパートナーとしてお付き合いすることができないと考えます。私たちは、長い時間を要する資産形成において、決して一過性ではなく、クライアントとの永きに渡るお付き合いを望んでいます。
まずは、【個別相談】を通して、皆様の不動産投資に対しての「お考え方」を聞かせて頂き、そこから具体的な「目標」に対してどのような道順で進んでいけば良いのか、そのための「戦略」をご提案させて頂くことになります。時には、ご相談に見えた方の当初のご意向と違うことを提言させて頂くこともあるかもしれません。でもそれは、現場を知り尽くした私たち実務家が、将来のクライアント候補である皆様の「目標」に到達するためには、それが良いと判断したからこそであるわけです。
どの提案も、結果的にクライアントの「利益」にならなければ、私たちの将来的な「利益」にもならないと理解しています。自社の目先の利益を優先していては、永きに渡るクライアントとの信頼関係は構築できるはずがありません。10年、20年、そして100年と、より良いパートナーとしてのお付き合いを継続するためには、そのような、お互いにwin-winの関係構築なくしては成り立たないと信じているからなのです。
自分の仕事が顧客の為になることで、それは社会貢献になり、そのことにより私どもも事業を継続できる。こんな幸せな生き方はないと考えています。
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(注:現在は「南青山オフィス」から銀座の「東京支社」へ事務所が移転しております)