ローン解約

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IMG_3738「てめぇ、ふざけんなー!今からウチの事務所に詫びいれに来い!!!」

懐かしい、そんな怒声を浴びた過去を思い返しつつ。

不動産取引に携わる者、一度や二度は通る道。通り過ぎは、融資の見通し甘すぎかも(汗)。

経験ない方は、攻めなさ過ぎ?

さて、融資を受けて不動産を購入する場合、通常は売買契約書にローン条項という文言を入れます。これは、金融機関から、予定していた条件で融資を受けられなかった場合に、契約を白紙解約することができるというモノです。そして手付金の返金も受けられますので、購入側仲介の立場ですと、買主様保護というところです。

このローン条項を適用して白紙解約になる場合、全てが水の泡。それまで要した時間も無駄。

というわけで、前述の通り、相手方の仲介会社から怒声を浴びせられることもあるわけで。

こうならないように(全ての方に迷惑が掛からないよう)、事前に金融機関には融資の内諾といって、申請の融資条件で問題なくいけそうかどうかを確認しておきます。ただ、競合相手がいてギリギリの時には、融資の見切り発車で契約を進めたりということも過去にはありましたが、融資の正式承認が出るまでは寝つきの悪いこと悪いこと(笑)。

もちろん、そうゆう時も、ある程度は事前に金融機関側へは確認をしていますので、駄目だったということはないんです。振り返ってみれば。

問題は、金融機関側の融資担当者の見込みが甘かった時です。

ベテランや人間関係ができている融資担当者であれば、言葉の節々からのニュアンスで分かったり、もしくは駄目なら駄目でハッキリと言ってくれたりとがあるので分かりやすいんですが、いち取引をまとめるのを「軽く」考えている方だったりするときは大変。

前述のようなことが起こります。

もちろん、あれは私が言われたことですが、融資担当者が仲介会社の人間から言われることもあるわけで。

その時の私?

次に繋がるように「駄目なら駄目とすぐ言ってくれ」と指摘はさせてもらったと思いますが、狭い世界で関係も続く訳ですから、本人の自覚があるならばシツコクしても仕方ないわけで。よほど無礼なら別ですけれども。

そんな方も今は昔。

今お付き合いさせて貰っている私のネットワーク融資担当者は非常にやりやすく取引させて貰っていますので、ご安心下さい。優秀な方々に囲まれて取引スムーズです。

初めての金融機関は特に危険、かつ、あまりにも営業色の強い金融機関(というか支店)も危険ですね。もっとも、それも踏まえて金融機関とは打合せをしないといけないんですが。

融資可否に限らず、借入比率、金利、返済期間、正式承認出るまで油断は禁物。怪しいときには顧客へ事前説明が大切ですね。でないと、「うらぁー」と言われてしまうことも。

と、そんなことを、ローン解約に追われている某君を見ながら思い出した今日この頃。